夕刻のお散歩マスター

日常と創造のハザマにて

虫たちの諸行無常

みなさん、こんにちは

 

家庭菜園をやっていて、虫たちを観察していると自然界の厳しさを垣間見ることがあります

 

先日、とても元気だったパセリにアゲハ蝶が卵を産んだようで10匹の幼虫が一株のパセリに群がっているのを発見しました

 

<以下の写真にはイモムシが映っています 要注意!!>

パセリでアゲハの幼虫を飼う

基本、虫は殺したくないのでそのままにしておきました

 

こうなったらパセリの収穫は当分の間あきらめて、アゲハ蝶の幼虫を飼う覚悟を決めます

 

幼虫はモリモリとパセリの葉っぱを食べてどんどん大きく成長していきます

 

いいぞ、いいぞ、その調子!!  早くサナギから孵化してきれいなアゲハ蝶になるのを見てみたい!!  そう思いながら応援していました

 

葉っぱの80%を食い尽くしたあたりで、そろそろサナギになるころかな とサナギになるのを楽しみにしていたのですが

 

ある日、突然幼虫が2匹だけになり、その2日後には一匹もいなくなってしまいました

 

そして誰もいなくなった

周囲の植物にサナギがぶらさかっていないか探したのですがまったく見当たりません

 

恐らく、葉っぱを食い尽くした跡の茎に大きな芋虫が張り付いているので外敵から丸見えになってしまい、蜂や小鳥に食べられたのではないかと思います

 

幼虫の消えた丸裸のパセリの株を見ながら

 

諸行無常

 

という言葉がアタマをよぎりました

 

基本、外敵に捕食されるから昆虫の卵って数が多いんですよね、そして今回のように一匹も蝶になれないこともあるというのが自然界の厳しさです

 

でも、幼虫たちも美味しい無農薬のパセリをもりもり食べれて幸せだったね

 

 

勝手に幸せの押し売りを始める私は、

 

自然界では何も出来ず生きていけない弱虫なのです

 

丸裸のパセリは恐らく新しい芽を出して復活すると思います

 

<<2023/9/21追記: 結局丸裸のパセリは復活することもなく枯れてしまいました>>