夕刻のお散歩マスター

日常と創造のハザマにて

ヒーリング界とソルフェジオ周波数

こんにちは、オガタアキラです

 

いきなりですが、

 

ソルフェジオ周波数について少しだけ調べたりしたことについて書きたいと思います

かなり批判的な論調になっていますが、本人は「本当だったらいいな~」と思って調べているので思うような展開になっておらず少しイライラしています

諸先輩方でコレといった資料をお持ちの方がいらっしゃましたらご教授頂けたら嬉しいです!! 

10,000文字で結構長編ですので目次を見て興味のありそうな部分だけでも読んでいってくださいね

 

ソルフェジオ周波数とは

まずは概要から

みなさんはソルフェジオ周波数なるものをご存じでしょうか?

 

スピリテュアルな世界やヒーリングに興味のある方は一度は耳にしたことがある言葉だと思います

ソルフェジオ周波数は、米国の医学博士Leonard Horowitz(レオナルドホロヴィッツ 1952生72歳)がJoseph Puleoという人と一緒に作り出したもので、1999年に出された"Healing Codes for the Biological Apocalypse" という文献(書籍?)が最初ですね

 

実際にソルフェジオ周波数がどういうものなのかというのは以下のサイトを読んでいただけたらよくわかると思いますが、いくつかの特定の周波数の音が身体に良い作用を及すというものです

soundorbis.com

具体的な周波数と効能と言われているものは以下の通りです

174hz → 心の安定
285hz  → 多次元の意識、自然治癒力
396hz → トラウマからの解放
417hz → 変化に挑戦、マイナス思考から脱却
528hz → DNA修復
639hz → 人間関係の修復、免疫力
741hz → 表現力向上、浄化
852hz → 直感力の向上
963hz → 宇宙とつながる

太字にしている396hzと528hzはこの中でも特別な周波数という扱いです

 

  ホロヴィッツ博士は、その後いろいろなメディアにてソルフェジオ周波数の存在を主張し宣伝していきます

ホロヴィッツ博士の書籍がヒーリング界に及ぼした影響

そして、2011年には、The Book of 528: Prosperity Key of Love という書籍を出し日本語にも翻訳されています

日本で出版されたこの書籍の邦題は

 

「The Book of 528: Prosperity Key of Love 邦題: ジョン・レノンを殺した凶気の調律A=440Hz」

 

  そうなんです、ホロヴィッツ博士は筋金入りのいわゆる陰謀論者であり、1999年当時は「陰謀論」という言葉はなかったと思いますが、まさに陰謀論のトップバッターみたいな人物なんです

  私は、世にあるいろいろな陰謀論の中にも「事実」が存在し、またその多くの事実が目立たないようにカモフラージュされていることを知っていますが、多くの陰謀論は、その事実から飛躍してとんでもない結論を導き出してしまっているので全体としてはあまり信用していません

まぁ陰謀論については一旦は置いておいて

 

The Book of 528: Prosperity Key of Love この書籍の中で

 

・ソルフェジオ周波数はグレゴリオ聖歌で使われていた

・528Hzは愛の周波数でありDNAの修復を助ける

・440Hzは悪魔の周波数であり人々を興奮させて争いをもたらす

・音楽はA=444Hzで調律すると528hz(C)と396hz(G)が手に入るのでぜひそうすべし

  などなど

こんなことが書かれている "らしい"

"らしい"と書いたのは、いろいろなblogなどの情報源から知っているだけで私はその本を読んでいないからです(手配中)

amazonに和訳の本が古書で出ていたので昨日ポチっとしました、届いたら読んでみようと思います

この本が出版されて以降、全世界のヒーリング界、スピリチュアル界の人たちが一斉にソルフェジオ周波数の効能を唱え始めて、あっという間にその界隈でのスタンダードとなりました

現在でもネットを"ソルフェジオ周波数"で検索すると沢山のblogやyoutubewebsiteがヒットします

そしてほぼ全てのコンテンツには、上記赤字部分のような文言が並んでいます

曰く、「528hzはDNAを修復すると"言われています"

そうです、必ず  "言われています"  と書いてありますが、その根拠について書かれているものはあまりありません

誰かがそう言っているから正しいのです!!  という現実社会では通用しない論法でもスピリチュアル界隈では成り立ってしまうのがコワイところです

 

そして、The Book of 528: Prosperity Key of Love に書かれていることは科学的根拠が薄いことも予想できます(読んでみてどうだったかは後日追記しますね)

なぜなら、ソルフェジオ周波数の科学的根拠を語るサイトでもこの書籍について触れているものが少ないからです

さて、そうはいっても、私は非科学的なことも全否定はせず、もし本当なら凄いことだよね という感覚の方が大きいタイプの人間です

そこで、自分なりに納得できるドキュメントが出てこないか少し調べてみました

 

ソルフェジオ周波数についての研究論文

・研究論文を3件発見しました!!

1. 順天堂大学医学部の論文(2018年)

タイトルは、

内分泌系システムと自律神経に対する528Hzの音楽の効果

https://www.528hz.co.jp/lp/doc/Health_2018090514214117_jp.pdf

        これは順天堂大学医学部が作成した2018年の論文です

  治験者はランダムに集められた9名で、治験者に対して528hzの音楽と440hzの音楽を聴かせてその前後の唾液の状態から528hzの音楽の効能を調査したものです

  結果は「効果があった」とのこと、詳しくはリンクの論文を読んでみてください

  まず最初に、"528hzの音楽"ってなんだろう? と思いました、どうやら528hzのピーっていう音ではないようです、そして少し深堀りしていくと、528hzの音楽とはA=444hzで平均律にて調律したピアノで奏でた音楽というのがわかりました

      論文から少し引用すると

  >>参加者はスピーカーの横に座って音楽を聴きました。音楽は心地よいピアノ音楽」で、2 つの音楽条件の唯一の違いは周波数 (「528 Hz または 440 Hz」) でした。各参加者は別々の日に各条件に参加しました。>>

 ここに書いてある「528hzまたは440hz」について少し触れたいと思います

 厳密に表現すると 528hzの音楽とは「A=444hzの平均律で調律された楽器で奏でる音楽」ではないかと思います、A=444hzの平均律では528hzはド(C5)の音と同じだからです

  528hzはA=440hzの純正律で調律してもドの音になり、響きの良さから考えるとA=440hzの純正律の音楽の方が癒しになると思うのですが、ホロヴィッツ博士がA=444hzの平均律を推奨しているのでA=444hzの平均律の音楽ということで間違いないと思います

  さらに、この中の「ここちよいピアノ音楽」とは具体的にどんな音楽なんでしょうか、これも調べたらすぐにわかりました

 ACOON HIBINO氏が作曲・演奏している音楽でした、それはこちらのサイトにそのような記述があったのでわかりました

 

https://528hz.co.jp/

 

 そして実験に使った2つの曲は、「周波数が違うだけ」という記述があるので、同じ曲をA=444hzで調律したピアノとA=440で調律したピアノで演奏したものを使ったと読み取ることができます

 この条件下の実験で、明確に効果があると判断できる結果が出たというのがこの論文の結論です

 ここからはこの研究に関しての私の感想というか疑問点を書いていきますね

 

 ① 治験者に関する疑問

  ・人数が少なすぎる   9名という数字は少なすぎるような気がします

 ② 二つの音楽を聴く条件が同一ではないこと

    論文には   "それぞれの周波数の実験に別々の日に参加した"  とありますが

    気圧や天候やその日の様々な外部環境にかなり影響されると思います

 ③ そもそもピアノの音をこの実験に使用しても良いのかという疑問

  ・使用された音楽はピアノを録音したものですが、ピアノは調律した直後からピッチが狂っていくので528hzとして演奏された音楽でも厳密に言えば528hzジャストの響きではなかったはずです、どの程度の狂いであれば許容されるのでしょうか、要は公差です、そこらへんのことは何一つ言及されていません

  ・また、ピアノの音はその構造上、一つの音に対して様々なの倍音が同時に響きます、もちろん528hzであるC5の音を一音だけ出音したとしても多くの音が同時に鳴りますし、ましては普通に和音やペダルを使った曲としてであれば無数の倍音が飛び交うことになり、特定の周波数について実験するにはピアノは適した楽器ではありません

私がA=444hzで調律したピアノの打鍵時の周波数分布を計測した図がありますのでご覧ください、528hzのドを一音のみ打鍵すると0.3秒後に一番多くの周波数が鳴ります、そして徐々に収束していき一秒後には528hzが際立ちますがまだ他の周波数も鳴っています、波形の図を見ていただけたらわかるようにほぼ全域の音が鳴っていることがわかると思います、単音でこれですから和音を響かせるとさらに分厚い周波数分布となります

ピアノで単音を打鍵したときの周波数分布

   ・528hzの周波数の音 "が" 身体に良いかどうかという治験であれば、ピーという正弦波(聴力検査で聞こえるあの音です)で528hzの音を聞かせるのが正しいやり方だと思います

  ただ、この論文は   "528hzの音楽" を主語としているので、ACOON HIBINO氏のピアノ曲こそが"528hzの音楽" との主張であれば一応筋は通りますが、そうであれば、「A=444hzの平均律で調律したピアノで奏でる音楽とA=440hz平均律で調律したピアノで奏でる音楽の比較」とすべきであり、528hzという文字をタイトルに持ってくることに疑問を感じます

  もちろん、A=444hz平均律のド(C5)の音が528hzなので、528hzも鳴っているのは間違いありませんが、ACOON HIBINO氏のピアノ曲は和音とペダルを多用する音楽です、和音とペダルを多用するということは多くの倍音が鳴り響いている曲ということであり、ピッチのズレとかも考慮するとさきほどのA=440hzでもA=444hzでも鳴っている周波数に大差はないのではないかと思うわけです

 ④ 査読済かどうかの疑問

   この論文は、受取:2018年8月10日 承諾:2018年9月3日 という日付になっています、私の友人の大学教授からの指摘ですが、レフェリー(査読者)付きの論文ではないのではないかとのことです、受取と承諾の間の期間が短すぎるというのがその根拠ですが、実際にどうだったのかは不明です

 ➄ 永魂メディカルミュージック株式会社 との関係性について

  永魂メディカルミュージックという会社は創業が2016年、会社自体は2019年設立で、ACOON HIBINO氏が代表取締役で"528hz"を前面に出した事業を展開しています

以下Websiteからの抜粋

事業内容

528Hzに関する楽曲制作・商品開発・管理
528Hz処方箋に関する音サプリ制作・開発・販売
528Hzのインターネット通販
528Hz.Chに関するサブスクリプションサービス
528HzのCPI広告モデル楽曲提供サービス
528Hzの専門メディア「528Hz.jp」の運営
528Hzに関する企画・制作、並びにタイアップ
528Hzに関するアーティストのキャスティング
528Hzに関する調査・研究・分析

この論文のタイトルは、

「内分泌系システムと自律神経に対する528Hzの音楽の効果」

 528hzという文字が入っていますね、そして、実験に使った楽曲が代表者であるACOON HIBINO氏の楽曲です

 更に、論文が出たあとに永魂メディカルミュージックは論文執筆者と2020年に論文の使用許諾に関する契約を締結しています

  時期的にもきれいに並びます

   創業   2016年

   論文   2018年

     会社設立 2019年

   契約提携 2020年  

  もちろん、論文の内容に問題があるわけではなく、永魂メディカルミュージックの事業についても当然何も問題ないので何一つチャチャをいれる余地はありません

  おそらく、永魂メディカルミュージックさんが順天堂大学に研究を依頼して実験したところ良い結果が出たので契約締結したという流れで、それについてもまったく問題はありません

  ただ、一番ひっかかるのは、前述した

   "それぞれの周波数の実験に別々の日に参加した"  ことです

  これによって、気圧やその日の重大ニュースや治験者の体調など様々な要因が結果を左右することになってしまい研究結果の納得性が低下してしまっているのです

  通常は他の要因が結果に影響を与えないようにすることが一番重要なのに、なぜ別の日にやったのでしょうか

  また、研究結果にA=444hzとA=440hzとで大きな差異があったとのことですが、前述のようにピアノという楽器から発せられる周波数は低音から高音までいろいろ鳴っているので528hzの公差内の周波数も響いているかもしれませんし調律による違いはあまりないと考えることも可能です(検証は必要でしょうが)、では差異が生じたのは何故? と考えた時にこの「実施日が違う」ことにたどり着いてしまいます

  なんだかんだと長くなってしまいましたが、私はこの論文で528hzの音が身体に良いということが科学的に証明されたとは残念ながら思えません

  「この論文により科学的に証明された」とたくさんのサイトに書かれていますが、たった一つの論文だけで「証明された」というのはあまりにも短絡的だと思うのですよ

  ただ、ソルフェジオ周波数の効能について科学的にアプローチした点はありがたいことだと思います

 

  次に、やっと二件目の論文です、こちらはテヘラン大学の研究です

2. テヘラン大学の論文(2017年)

タイトルは、

エタノールで処理したヒト星状細胞初代培養細胞における細胞死を減少させる528 Hzの音波の効果 

The Effects of 528 Hz Sound Wave to Reduce Cell Death in Human Astrocyte Primary Cell Culture Treated with Ethanol | OMICS International

 

528Hzの音(音楽ではなくて単音)にさらされたアストロ サイト初代培養細胞に対するエタノールの影響を評価した2017年の論文です

要は、シャーシ上で培養した細胞にエタノールをかけた上で音波をさらして音波の有無で細胞の生存率が変化するかどうかの実験

やり方は

細胞培養を等距離で取り囲む 4 台のスピーカー (Adam AX8) によって生成された 528 Hz の音波に細胞を曝露する、そして4台のスピーカはそのままで無音のものと比較する

そしてこの論文では、聞かせる音は528hzの正弦波(ピーっという音)

結果は、音の大きさによって違っていて

 

80db(かなりうるさい)  →  20%生存率上昇効果あり
100db(かなりうるさい) →  差異なし
120db(轟音)  →  逆に死亡率が増加

 

そこそこうるさくない528hz正弦波であればエタノールで死ぬ運命の細胞も20%は生き残ったという結果で、なんとなく528hzはDNAを修復するということにつながるような感じです

ただ、比較対象が無音だけというのが残念です、ここは絶対440hzだろうよ!!! 

スピーカの磁場の影響を考えてのことのようですが、440hzや他のソルフェジオ周波数も試して欲しかったし、なんならまったく関係のない周波数でも試して欲しかった

このやり方だと、528hzが効果があったのではなくてどんな周波数でも音波にさらせば生存率が上がるということかもしれないですしね、528hzが効果があるというふうには収れんできていないと思うのですよ、可能性はもちろんありますけどね

 

どの研究も中途半端だなぁという印象です

 

もうこうなると、この実験も実は528hzだけでなくいろいろな周波数でもやってみたけど全ての周波数で効果が出てしまったので仕方なく528hzだけのデータを使ったのか? みたいに邪推してしまうんですよね、まぁそんなことは無いとは思うのですが。。。。

 

 次は3件目です、研究機関がどこであるのかはよくわかりませんでした

 

3. T. Babayi Daylari博士の論文

タイトルは、

ラットの脳におけるテストステロンの生成と行動変化の分析における 528 Hz 音波のさまざまな強度の影響

https://link.springer.com/article/10.1007/s13258-018-0753-6

 

これはラットを使った実験の2018年の論文です

結論は

528 Hz の周波数(単音)は、脳組織内の反応性酸化種の総濃度も低下させます。この音波に長時間さらされると、ラットの不安に関連した行動が減少することが示されました
(周波数 528 Hz、強度 100 dB) 

この論文は概要しか読めなかったのでわかるのはここまでですが、528hzのピー音を長時間聞くと不安感が和らぐらしいです

 

3件の論文についてのまとめ

 研究論文のまとめとしては、全文が読めた2件については、実施条件などに疑問が残りましたが、なんとなくですが海外では528hzの周波数としての効能について確かめたいようです、対して日本の論文は、「528hzの音楽」というふわふわしたものが研究対象であり、その曲自体が日本の企業が持っている作品だったりと心情的にあまり信用できない構造になっていました(研究結果にいちゃもんをつけているわけではありません)

 

感想としては、きちんとした研究が少なすぎるということですね

ぼんやりとしたものが科学になっていくためには、たくさんの論文が書かれて賛否両論の結果が飛び交い、それについて論争が巻き起こって、それに対する論文がまた出て。。という感じで科学として収れんしていくのですが、とにかく数が少なすぎて、現状ではエビデンスは無いに等しい状態です

 

ソルフェジオ周波数に対する違和感

世界的に見ても論文が殆ど無い状態でとても科学的とは言えないソルフェジォ周波数ですが、それ以外に「え?」と思うようなことがいくつかありますので書いていきたいと思います

ソルフェジオ周波数がグレゴリア聖歌で使われていた!? 

       グレゴリオ聖歌は6-7世紀の音楽だったと思います、そして音が波であると人類が気づいたのはそこから1000年も先になります、さて、6-7世紀の人が528hzを使っていたというのはどうやってわかったのでしょうか、まず無理だと思うのですが、可能性があるとしたら当時使っていた音叉が発見されて計測したら528hzだった とか当時使っていた楽器を調律するとそうなったとかですね、誰かご存じの方がいらっしゃたら是非コメントをお願いいたします!!  お待ちしています!!  古楽器の線はアリかも

 あと、ソルフェジオ周波数が身体に良いという説明のあとにグレゴリオ聖歌にソルフェジオ周波数が使われていると書き、youtubeグレゴリオ聖歌にリンクが張ってあったりするのですが、リンク先の音楽はソルフェジオ周波数とはなんの関係のないものだったりします、そういういい加減なサイトが多いのもダメなところですね

ソルフェジオ周波数の呼び方

  ソルフェジオ周波数って「音階の周波数」ってことなので、平均律で言えばこうなります とかいろいろと当てはまるのに何故か特定の周波数にだけこの言葉を使っています、それは、まず特定の周波数の一群があって、それを識別する必要があってSolfeggio frequencyと命名しただけだと思うのですがもう少しマシな名前はなかったのでしょうか、音楽をやる人にとってはソルフェージュって音階に関するいろんな作業・練習というイメージしかないのです、なんとなく「後ろから追突された」的なそうじゃない感を感じてしまいます

どうも派閥があるっぽい

  ソルフェジオ周波数を信じる人の中にもいろんな濃さがあって

 ・ソルフェジオ原理派 : それぞれの周波数の単音(ピー音)の効能に特化

 ・ソルフェジオ急進派:  それぞれの周波数を並べた音階こそが命

 ・ソルフェジオ穏健派:  A=444hzの平均律でオッケー派

 

  原理派と穏健派とはまったく言ってることが違うわけで、ヒーリングミュージック 界隈では穏健派が多いと思われますが、中には、A=440hzの純正律音階の音楽を正とする人たちも散見されます

 

  そういう異なる見解を持った人たちが共通して使う言葉がソルフェジオ周波数なので知らない人からするとかなり混乱してしまいます

 

  そして、それぞれの宗派の主張の一部分を切り抜いてくっつけて謎の記事を書いている人もいて混乱に拍車をかけることになっています

 

  さらに、他の宗派に対する攻撃は一切しないというのもこの界隈の特徴です、それはやはりソルフェジオ周波数という共通するものをよりどころにしているからなのでしょうか

 

  そんなこんな「軽さ」がどうしても好きになれない理由の一つですね

ありがとう という言葉は528hz!?という説

      これはもうあり得ないでしょう、ひとそれぞれの声帯は千差万別で発する声の周波数は変わりますし、まず人の声は、"ピー"という正弦波のように一つの周波数でできているのではありません、人の声も倍音がたくさん含まれているので528hzを含んでいるかもしれませんが、そうであれば他の言葉にもあてはまりますよね

 

  関連して、「ありがとう」と言われ続けた水が氷ると結晶が綺麗! みたいなことを主張するサイトもありますが、それに対して科学的に反証したサイトがどこかにありました(リンクを張るために今探しましたが見つかりませんでした)

 

  ただし、ありがとう!!  と本気で思って発した言葉自体には大きなパワーがあると思うので周波数とは別の次元で解明してほしいものです

 

      関連して、ソルフェジオ周波数を当てた水の水紋が綺麗な模様で440hzだと醜い模様となるという言説もなかなか興味深いものです、これも「ありがとう」と一緒のような気がしますが、完全防水のスピーカを買って実験してみたい衝動にかられています

 

ソルフェジオ周波数に関しての私の考え

はい、いろいろと文句を言ってきましたが、ここまで調べてしまうのも音や音楽に対して「希望の光やロマン」があるからでして、なんとか自分なりに納得のできる考察がしたいというのが私の今の考えです

 

 現在あるドキュメントだけでは納得いかないし、ソルフェジオ周波数とは関係のないところへの着地でも良いので、本当のところは何なのだというのをしばらくは探り続けたいなと思っています

 

A=444hzでピアノを調律しました

A=444hz調律はどうだったか

はい、ここまできてようやくタイトルにあるA=444hzで調律しましたにつながるわけです

何もわからない時は、とりあえず何かやってみるということで、自分のピアノをA=444hzで調律しました

調律してくれた調律師さんも、彼の顧客の中に数人ですが444Hzや432hzで調律する方がいらっしゃるとのことでした

 

A=444hzで平均律で調律すると、G4の音が395.559hz、C5の音が528.008hzになりニアリーイコールとなり、これでACOON HIBINO氏のピアノと同じ音が出せるというわけです

しかし、396とか528とかドンピシャではないところがなんかゾワゾワしますね、ただ、前にも言ったようにピアノは調律した直後から狂い始めるのでこのくらいの誤差は問題がないと思って続けてみようと思います

 

しばらくこの調律のピアノを弾いて396hzと528hzを存分に浴びてみたいと思います

 

ただ心配なのは、ピッチの狂いですね、ACOON HIBINO氏はyoutube Liveで定期的に444hz調律のピアノの生演奏をされているのですが、そのピアノは毎回調律しているのか、違うのであればどれくらいのズレの許容範囲があるのかについて教えを請いたいなと思っています

11月29日に調律をして3日目ですが、確かにソ(396hz)とド(528hz)の単音をぽーーーんと弾いてみるととても綺麗な音で癒されます、ただ、私はピアノが大好きで昔からたまに単音を弾いて聞き入って楽しんでいたくちなので、以前の音とどれほど違うかというのはわかりません、とりあえず本当にDNAを修復してくれたらうれしいなぁと思いながら日々楽しんで弾いています

A=444hzの調律で困ること

A=444hzで調律すると困ることがありますのでご紹介しておきますね

 

はい、なんといっても、440hzや442hzで調律した楽器と合わせると気色悪いということです、2-4hzずれているのでお互いが共振してぼわーーんとした変な音になります、ただ、少しホンキートンク(調子っぱずれ)のピアノだと思えば別に耐えがたい違和感ではありません、ただ440hzとか442hでのレコーディングには絶対に使えませんね、私はもしかしたら全部の楽器を444hzで調律してレコーディングに使ってしまうかもしれませんがw

 

あとは、いままで442hzで調律していたので、444hzまで上げてしまうと最初のうちは狂うスピードが速いらしいということ、要は1月ぐらいにもう一度調律することになるかもしれません

 

とりあえず現時点では、私も528hz音楽を奏でることができるのですが、こっそりと楽しんでいきたいと思っています

 

ということで、とても長い投稿となりましたが(over1万文字)最後まで読んでいただきましてありがとうございました

 

ここ一週間ぐらいで調べたという入門者が書いたものですので間違ったことを書いてしまっているかもしれません、ご意見や間違いのご指摘がございましたら是非コメントを頂けたら嬉しいです

 

また新しい情報がありましたら記事にしたいと思います

 

では!! 

 

京都老舗のスポーツクラブが突然の破産、寂しさと光と

こんにちは、モンクパンクスです

 

昨日2023年11月27日に、京都の老舗のスポーツクラブであるオーク21のWebsiteトップページに突然以下のようなメッセージが出されました

閉店のお知らせ

まさに青天霹靂です

 

実は、11月25日(土)~11月27日(月)は大幅な店内リニューアルをするとのことで臨時休業となっていたところでの閉店のお知らせです

 

あっ、これは倒産だな。。。と感じました、そして何かどよーーーんと重たい気分になってしまいました

 

このOAK21はかなり以前から営業していて烏丸蛸薬師という京都のビジネス街のど真ん中の好立地、そして5階建てのビル一棟全てのフロアがジム関連で、しかも大浴場完備という素晴らしい設備とサービスだったので私も6年前に京都に引っ越してきた時からお世話になっていました

 

今年に入ってからも、24H営業体制にしたりと結構攻めの経営をされていたと思います

 

それが何故こんな唐突に。。。。

 

スポーツジム事業から撤退しようとしてソフトランディングするなら3ケ月前ぐらいからメンバーに告知して粛々と閉店準備を進めるはずですが、閉店と同日の発表という かなり荒っぽいやり方だったので、資金繰りショートでやむなくという感じだったのかなと思いました、恐らく従業員の皆さんもその日に知らされたはずです

 

私の年会費は半年前に引き落としされてまだ半年分残っています

 

あーーーぁ 多分返ってこないだろうな と妻と話しをしていました

 

もちろん電話は呼び出し音が鳴り続けるだけで全くつながりません

 

おいおい、こんなにひどいことをして挨拶も無しかよ!

 

なめてんのかゴラァァァァ!!  というのが正直な気持ちでしたね

 

酷い会社だなぁと思っていたところ

 

11月28日本日、夕方に社長さんからお手紙が届いていました

 

 

要約すると

 

ゴメン!! 破産します

 

理由は、

 

コロナで会員数が大きく減少

    ↓

会員数が戻らず大苦戦

    ↓

家賃滞納(自社ビルじゃなかったのか。。。)

             ↓

滞納が続いて、ついに賃貸契約強制解除

   ↓

営業継続不可能

 

こんな感じですね

 

 

思えばコロナ明けから新規会員獲得に向けての様々なキャンペーンを連発していました、ギリギリまで賃貸契約解除回避に向けて努力していたと思われます

 

24H営業化も起死回生とはなりませんでしたが、藁をもつかむ感じで設備投資をしたのでしょうね、なんとなく文面から社長の無念さを感じてしまいます

 

そんなヤバイ資金繰りの状況にあってもサービスレベルが落ちていなかったのは今思えば素晴らしい心意気だと思います

 

大手資本ではなく地元京都で長年やってこられただけに社長の悔しい気持ちは想像を絶するのではないでしょうか

 

社長さん、スタッフの皆さま、いままでアリガトウ!!! 

 

社長のお手紙の他には、破産手続き代理人の弁護士の手紙も入っていて、資産はほとんど無い(ビルも賃貸)ため債権者(会費を払っていた人など)には一銭も返ってきませんのであしからず的なことも書いてありました

 

それと社長個人も自己破産するとのこと

 

いつもニコニコ! 愛想良く接客してくれていた従業員の皆さんも突然失業者になってしまいました

 

早く再就職先が決まりますように!!

 

そんなこんなで今日は一日中イマイチ気が乗らない日でした

 

さて、

 

今回の老舗スポーツジム破産で感じたことを少し書きたいと思います

 

まず、やっぱり思うのは、プールや大浴場や広いフロアのある重厚長大なジムは現代の日本においては生き残っていけないということかな

 

燃料や電気代が高騰している中で、プールや大浴場を維持しつつ高い都会の不動産の賃貸料も払っていくためには、一人毎月1.5万円以上の会費をとらないとまずやっていけないでしょう

 

でもスポーツジムにそんなにお金を払える人は今はほとんどおりません

 

反対にチョコザップのような軽めの固定費で収まるやり方で時間単価を安く設定しているところが会員数を伸ばしています

 

ホテルオークラのスポーツクラブのように、入会金150万円、年会費30万円 ぐらいの高級ジムであれば逆にまだ需要はあるのかもしれませんが、いつか来るであろう色々なバブル崩壊が来たらそういう需要も萎んでしまうでしょう

 

オーク21は会員数の減少と燃料費等の高騰のダブルパンチでニッチもサッチもいかなくなったということなんだと思います

 

オーク21は地元資本の会社なので資金的に持ち堪えられませんでしたが、コナミなどの大手も実情(会員数減少とコスト増)は同じだと思います

 

コナミ京都市内に3つ(北大路、丸太町、御池)のジムがありますが頑張って続けて欲しいものです

 

ちょっと大げさな話しになりますが

 

世の中全体の構造が変化しつつあるのを感じませんか?

 

令和に入ってから、特に今年から昭和・平成の時代に栄えたものたちが一斉に退場の方向に動き出しています

 

ジャニーズ、統一教会、既存政党、創価学会、テレビ業界、宝塚歌劇団etc.

 

その大きな流れの中でひっそりと京都の地場スポーツクラブが無くなったのです

 

あのビルは、大浴場があったりしてスポーツジム特化型のビルなんですが、恐らくこのあと居ぬきで入ってくるスポーツジムは現れないような気がします

 

あのビルのオーナーさんも、大改装工事をしてホテルか商業ビルにしてしまおうと考えているのではないかと思っています

 

もうここに入ることはないのだろうか

昭和・平成を駆け抜けてきた世代としては、つくづく寂しい限りですが、こうして新しい時代が開けていくのであれば、それはそれでとてもエキサイティングな時代にはいったのだなと思う今日この頃です

 

最後に、

 

一応私は債権者なので債権者集会に参加できます、とりあえずなかなかこういう機会はめったに無いので金銭面ではまったく無意味ですが全出席を狙います!!! 

 

 

 

 

 

Beatles新曲 Now and Thenのコード進行

Now and Then 早速コード取りしましたので共有したいと思います

 

聴いてみた

Tower Recordで予約していたNow and Thenの30cmレコードが今日届いた

Beatles Now and Thenの裏側のデザインが素敵です

早速、古い70年代のレコードプレーヤで聴いてみました

 

ガラードの古いレコードプレーヤで聴くビートルズの令和の新譜というエモ過ぎるシチュエーション

 

第一印象

 

憂いのある曲調ですが、愛憎とか希望とか絶望とかそういう普通の心持ちでは表現できないもっと深いところにある特殊な感情を感じさせる曲でした(意味不明)

 

Beatlesの「本当の終わり」と「新しい時代の始まり」みたいなものを感じさせるとても素敵なレコードでした、こういうのを本当のエポックメイキングと言うのでしょう

 

この曲はJohnが録音していたテープからJohnの声だけを抜き出してPaulを中心にバックトラックを作ったそうです、1995年に一度声の抜き出しをチャレンジした時はまだ技術レベルが低くてあきらめたそうですが、現代の最新のAI技術を駆使して素晴らしくクリアな声が抽出できたそうなんです

 

既存のBeatlesの楽曲のサンプリングもきっと多用しているのでしょう

 

みのミュージックさんがこの曲について素晴らしい解説をされているので是非こちらもご覧いただけたらと思います

 

www.youtube.com

 

Aメロの

It's all because of you はJohnからPaulへ、そしてPaulからJohnへの言葉として

時空を超えて語り掛けてくるのです

 

まだ何十回程度しか聴いていないのでまだまだこの曲のことを理解しているわけではありませんが、このレコードは、A面がNow and Then、B面がLove me doのRemixです、シングルデビュー曲(1962年)と最後の曲(2023年)という構成になっていて、

 

「最初と最後かよ~ 泣))」

 

みたいな気持ちになってしまいメソメソしがちです

 

コード進行

 

そんなNow and Thenのコード進行を早速とりましたので共有しておこうと思います

 

<<コード進行>>

Key=Am

Intro

|Am  |Em7 onG |Am |Em7 onG |

 

Aメロ

|Am  |Em7 onG |Am |Em7 onG |Am |F  |E  |E  |

|Am9 |Am |

|Am  |Em7 onG |Am |Em7 onG |Am |F  |E  |E  |

|Am9 |Am |

 

Bメロ

|G  |G  |Bm |Bm |Em |Em |Am |D |

|Am |D  |

 

Aメロ

|Am  |Em7 onG |Am |Em7 onG |Am |F  |E  |E  |

|Am9 |Am |

 

Bメロ

|G  |G  |Bm |Bm |Em |Em |Am |D |

 

間奏

|Dm |Dm |C |C |Dm |Dm |C |C |

|Em  |Em  |Am |Am |D  |D  |Dm |G  |

 

Aメロ

|Am  |Em7 onG |Am |Em7 onG |Am |F  |E  |E  |

|Am9 |

 

Outro

|Am  |Em |E7  |Am  |Em  |E7  |Am |EmDmE |Am~

 

デジタル社会のアンチテーゼとしての自家焙煎が楽しすぎる件

こんにちはオガタアキラです

 

最近やり始めた自家焙煎について語りたいと思います

 

1. 自家焙煎を始めた経緯

今年(2023年)ハマってしまい、ほぼルーティン化しつつあることがあります

 

珈琲の自家焙煎です

 

珈琲は若い頃から好きで15歳ぐらいからずっとブラックで飲み続けてきましたし、最近では一日に7-8杯飲んでしまうという珈琲中毒者なのです

 

そして

 

40代の頃、サラリーマンとして働き盛りの時に、

「珈琲は生鮮食料品であり焙煎したての珈琲豆で飲む珈琲が本当の珈琲である」

と主張する喫茶店にたまたま入って飲んだ珈琲が衝撃的に美味しかったので、いつか自家焙煎をして焙煎したての珈琲が飲める環境を作りたいとずっと思っていました

 

しかし、ブラック企業のサラリーマン生活では、心身ともにヘトヘトだったので珈琲を焙煎するなどという時間がかかるようなことを実際にやってみようと思うことはありませんでした

 

そして、60歳でサラリマーンをリタイアして、あとは自由に働き自由に生きるだけという環境に身を置いて丸4年、サラリーマン時代に染み付いたいろいろなモノを少しずつそぎ落として、ようやく珈琲を自家焙煎するところまでたどり着きました

 

2. 自家焙煎とは

それでは、まず自家焙煎とはなんぞやというところから語りたいと思います

 

珈琲を飲むまでの工程を簡単に書くとこんな感じになります

 

1. 生豆を手に入れる

2. 生豆を焙煎する

3. 焙煎した豆をミルにかけて粉にする

4. ドリップなどで珈琲飲料として抽出する

 

茶店でコーヒーを飲んだり、缶コーヒーを飲んだりするのは全ての工程を誰かにお任せしたということになります

 

焙煎した珈琲豆を買ってきて自分でミルしてドリッパーで珈琲をいれるという人は、3項と4項を自分でやるわけで、珈琲にかなりこだわりを持っている人だといえるでしょう

 

自家焙煎というのは、2項の「生豆を焙煎する」も自分でやってしまおうということですね、自分で焙煎するので自分の好みの煎り具合で焙煎できるし、何よりも焙煎直後の珈琲豆が手に入るというのが一番のポイントとなります

 

更にこだわる人は生豆を商社から直接購入したり、もしかしたら自分で珈琲の木を育てて珈琲豆を収穫することから自分でやる人もいるかもしれません

 

私も珈琲の木を育てる夢はあるのですが、日本の気候、特に今住んでいる京都の気候では冬の寒さにも夏の暑さにも耐えられないようなので豆を育てるところからとなると現実的ではありません

 

ですから、"珈琲好き" がたどり着く究極のこだわりが自家焙煎なのかもしれません

 

私は自家焙煎を始めてからまだ3ケ月の素人なのでお気楽にやっていますが、自家焙煎界隈の動画やSNS投稿などを見ると皆さん本当に凄いこだわりを持ってやっていらっしゃいます、自家焙煎だけで学問になってしまう勢いです

 

3. 自家焙煎の良さ

 

そんな自家焙煎ですが、そもそも何故自家焙煎にこだわるのでしょうか

 

次に自家焙煎の良さ(メリット)について語ろうと思います

 

3.1 新鮮な珈琲が飲める

まず飲料としての珈琲を考える上で重要なことは、

 

「新鮮な状態で飲むのが一番美味しい」 ということですが、自家焙煎はその新鮮な状態をいつでも好きな時に作れるということです

 

生豆というのは、生きていて地面に植えると芽が出てきます

だから生豆の状態で保存されていれば極端な話何年たっても新鮮ということになります

 

ところが焙煎してしまうと豆は死んでしまい、その瞬間から酸化が始まり徐々に不味くなり身体に悪い物質も増えていきます

 

ですから、コーヒー飲料として一番新鮮なのは焙煎直後ということになります

 

発酵とか特別な場合を除いて、新鮮なものの方が美味しくて身体にも良いというのは周知の事実で、珈琲においてもそれは変わりありません

 

実際に、焙煎して間もない珈琲を飲んでみると、変なエグ味や変な苦味は無いし、3-4杯飲んでも胃は痛くならないので珈琲に対する見方が大きく変わります

 

今まで世間で言われていた珈琲の特徴=胃に悪い というのは古くなった珈琲の特徴と言えるのではないかと思うのです

 

味についても、古くなった豆で抽出した珈琲と比べると違う飲み物ではないかと思うほどで、どれほど美味しいかを表現する文才が無いのでこれ以上の説明は出来ませんが価値観が変わるほど美味しくなると私は感じています

 

とにかく新鮮な珈琲が飲めるというのが自家焙煎の最大のメリットだと思います

 

3.2 焙煎度合いが自由自在

二つ目のメリットは、

 

「焙煎具合を自分で決めることができる」 です

 

焙煎の度合いによってもちろん味が変わるのですが、おおまかに「浅煎り」「中煎り」「中深煎り」「深煎り」の4段階に分かれますが、もっとこまかく8種類ぐらいに分けて解説しているドキュメントもあります

 

焙煎の進み具合でどんな化学反応が起きているのかを解説したWebsiteがありましたので興味のある方はご覧ください

 

コーヒーを化学する。コーヒー豆の焙煎で起きる化学反応とは | コーヒーステーション

 

もちろん実際の煎り具合はシームレスに変化していくので、自分が飲みたい煎り具合を自由に選べるのがメリットと言えます

 

まぁ実際には、正確にピンポイントで煎り具合を狙って焙煎するのは初心者にはまず不可能なんですが、さきほどの4段階ぐらいであれば初心者でも狙えるわけです

 

私は浅煎りが好きなので自家焙煎を始めてからまだ浅煎りしかやったことがありませんが、浅煎りに慣れてきたら深煎りまでいろいろとチャレンジしたいですね

 

3.3  知的好奇心が満たせる趣味になる

三つ目のメリットですが、焙煎それ自体の娯楽性です、いわゆる「趣味」にできるということですね

 

珈琲の焙煎には、こだわることのできるポイントが数多くに存在します

 

例えば大雑把にいうと

 

・生豆選定のこだわり

・機材・消耗品へのこだわり

・焙煎方法へのこだわり

・抽出方法へのこだわり

 

になると思いますが、それぞれの項目の中に無数のこだわりポイントがあります

例えば焙煎機については自動/手動/焙煎方法/素材/チャフ除去の仕組み など様々なこだわりポイントがありますし、ミルにしても同じで、複数のメーカの手動ミルを取り揃えている人もいます、また、焙煎方法や抽出方法については細かい工程の中に経験や知見の見せ所が随所に存在します

 

それぞれの人がそれぞれのこだわりを持って「美味しさ」を追求できるのが自家焙煎なのです

 

全てのポイントについて経験と知見を深めていく楽しみはかなり奥が深いと思います

 

そして、知見を深めるにあたっては、焙煎を記録して分析する作業も重要になってきます、まさにPDCAを回してより美味しい珈琲を飲むという楽しみ方?も可能なのです

 

あと、趣味としてはそんなにお金がかかりません、自分や家族で楽しむ量であれば数万円も出せば素晴らしいアイテムが揃いますし、変動費としては生豆と消耗品とガス代ぐらいで済んでしまいます

 

他の趣味と比べると美味しいコーヒーがアウトプットとして出てくるので家族の理解も得られやすいのではないでしょうか

 

私はまだ始めたばかりですので、とにかく焙煎したての新鮮で美味しい珈琲が飲めるというだけで楽しくて仕方ありません

 

きっとそのうち、いろいろなコダワリの沼にはまっていくことでしょう

 

世間でも、沼にはまった方々の焙煎うんちくが語られた動画やblogが無数にあります、どれもとても面白いのでぜひ検索してみてください

 

4. デジタル社会へのアンチテーゼ

これまで、珈琲自家焙煎の魅力=メリットを3つ語ってきましたが、なぜ珈琲焙煎にここまで夢中になれるかというと、もちろん珈琲が好きというのもありますが、焙煎の行為そのものがとてもアナログな行為だということもあるのかもしれません

 

珈琲自家焙煎がアナログであるというのは

・対象物が生き物(生豆)であるということ

・成功と失敗が数値で計れないこと

・焙煎による変化がシームレスであるということ

・焙煎に必要な機材がほとんどアナログ機材であること

 

人間そのものは当然アナログなものであり、アナログな何かとは当然相性が良いはずなのです

 

現代社会はデジタル的なモノや考え方(〇かXかみたいな)に覆われています

 

・善と悪の二元化

・権威への盲信

・正解は一つという誤解

・ISO的ルールの押し付け

 

などなど最近やたらと疲れませんか?

 

権威への盲信やISOはデジタルとは無関係に見えますが、システム化でいう「マスター化」みたいなものと考えられます

 

珈琲自家焙煎は上記のどれにも当てはまりません、アンチテーゼというのは大げさかもしれませんが、自然にそういうものを追い求めているのではないでしょうか

 

珈琲自家焙煎をしてそれを飲むひと時は本当にゆったりと落ち着いた気分になります

しかも美味しい!! 

 

みなさんも一度「焙煎したての珈琲」を是非飲んでみてくださいね

 

ちなみに、焙煎直後は二酸化炭素を豆が放出しているので3-4日後が一番美味しいです

 

最後まで読んでいただきありがとうございます

 

私が如何に焙煎を楽しんでいるかがわかる動画がありますのでお暇であればぜひご覧ください、この動画はhow toものではありませんので焙煎ノウハウ習得はできません&長い のであしからず

 

www.youtube.com

 

短い(1分)バージョンもあります

 

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バケツコンポストに溢れるくらい大量のナスの葉を入れてみた

みなさんこんにちはモンクパンクスです

 

2023/8/2(水曜日)に、テントウムシダマシに集中攻撃を浴びて碧い気吐息のナスの株の元気を取り戻すためにテントウムシダマシの捕獲と捕食されてボロボロになった葉っぱの剪定をしました

 

youtu.be

 

葉っぱは20枚ぐらい剪定したのですが、幼虫や卵がついているかもしれないので葉っぱマルチ(葉っぱを畑の土の上に被せること)にすることができません

 

とりあえず燃えるゴミとして処分しようかとも思ったのですが、ふと

 

「全部コンポストのバケツに入れてみよう」

 

と閃いて、バケツに全て放り込みました

 

そして、虫に食われたナスの実を一つ、丸ごとそのまま放り込みました

 

2023/8/2 ナスの葉っぱを入れた

 

2日後の2023年8月4日(金)の早朝にチェックしたところ、かなり分解されていました

 

まだ葉っぱの緑色が見え隠れしますが半分くらい分解しているような感じです

 

丸ごと入れたナスの実は、さすがに原型をとどめていましたが、まるで漬物のように変色してぶよぶよになっていました

 

いや~、コンポストの土のバクテリアの威力が凄いです

 

もし可能であれば、どこかの調査機関に土を検査に出したいくらいです

 

どういうバクテリアがそこに存在するのかを知りたいですね、欲を言えば顕微鏡でそのバクテリアが蠢いている動画とかがゲットできれば良いのですが、普通の細菌検査ではそこまでやらないですからね

<追記>

 

翌週(8/7)には完全に分解されていました

 

バケツコンポスト 2ケ月経ちました 細菌軍団が精鋭化!?

6月にバケツに土を入れて始めたコンポストですが、ちょうど2ケ月たちました

 

生卵の殻を入れて激臭となったり、白カビが沸いてきて焦りまくったり

 

いろいろありましたが、現在ではバケツ一杯にナスの葉っぱをいれても5日もあれば分解してしまう能力(菌力?)をつけてきました

 

最近のコンポストの状況の動画がこちらです

 

youtu.be

 

超文系のMonQ Punksですが、この2ケ月間ネットを徘徊してコンポストについていろいろと調べて上っ面ぐらいだったら喋れるようになったような気がします

 

改めて思うことは、

 

細菌って凄いよなぁ

 

ってこと

 

昔どこかで読んだ文献で、

 

人間の身体の内外には兆単位の細菌がいて人間はそれらの細菌無しには生きていけない

 

と書いてあって、その時、

 

なるほど~ と思ったんですよ

 

それ以来、自然界での細菌の働きについて興味を持ち始めて、細菌がいなければ人間どころか自然界そのものが回っていかない という認識に変わりました

 

自然界では、命の無くなった(要は死んでしまった)生き物(植物を含む)や有機物は細菌が分解して自然界で役に立つものに変えていき、その結果、自然が自立的に循環しているのです

 

もちろん細菌だけではなくて、害虫とか害獣とか言われて忌避されている生き物たちもそれぞれの役割で自然の循環を回しています

 

SDGsとか今更言わないでも、放っておけば自然は循環していくものなのです

 

コンポストも、自然界の循環のごく一部をバケツの中で行うものである というのがこの2ケ月でよくわかりました

 

 生ごみも剪定した葉っぱも、コンポストに入れずに土の上に置くだけで今の暑い季節であれば2週間もあれぱ分解されてしまいます

 

コンポストもやってることは同じですが、

 

なぜわざわざコンポストをやっているかというと

 

・畑に直接置くより分解が速いこと

・分解の結果出来た栄養たっぷりの土(堆肥)を好きな場所で活用できる

・分解の過程で出てくるアンモニア等の植物にとって有害な物質を植物に触れさせない

 (有害物質はコンポストの中でそれを分解する細菌によって処理され最終的にはコンポストの中から有害物質は無くなります)

 

おそらくこのような理由でコンポストというものが存在するのではないかと思います

 

一度、生卵の殻を入れてタンパク質を分解する過程で出たアンモニアなどの激臭に辟易したのでしばらくはタンパク質を多く含むものは入れないつもりですが、これからもコンポストは続けていこうと思っています

 

 

 

 

 

 

 

今日の収穫 2023/8/4

ゴーヤの実がやばいぐらい出来ます

 

毎日3食ゴーヤチャンプルーを食べても間に合いません

 

2023/8/4収穫

今日は、台風対策として棒をたくさん立てて脇芽をサポート

 

これで台風6号が来ても大丈夫です