ヒーリング界とソルフェジオ周波数
こんにちは、オガタアキラです
いきなりですが、
ソルフェジオ周波数について少しだけ調べたりしたことについて書きたいと思います
かなり批判的な論調になっていますが、本人は「本当だったらいいな~」と思って調べているので思うような展開になっておらず少しイライラしています
諸先輩方でコレといった資料をお持ちの方がいらっしゃましたらご教授頂けたら嬉しいです!!
10,000文字で結構長編ですので目次を見て興味のありそうな部分だけでも読んでいってくださいね
ソルフェジオ周波数とは
まずは概要から
みなさんはソルフェジオ周波数なるものをご存じでしょうか?
スピリテュアルな世界やヒーリングに興味のある方は一度は耳にしたことがある言葉だと思います
ソルフェジオ周波数は、米国の医学博士Leonard Horowitz(レオナルドホロヴィッツ 1952生72歳)がJoseph Puleoという人と一緒に作り出したもので、1999年に出された"Healing Codes for the Biological Apocalypse" という文献(書籍?)が最初ですね
実際にソルフェジオ周波数がどういうものなのかというのは以下のサイトを読んでいただけたらよくわかると思いますが、いくつかの特定の周波数の音が身体に良い作用を及すというものです
具体的な周波数と効能と言われているものは以下の通りです
174hz → 心の安定
285hz → 多次元の意識、自然治癒力
396hz → トラウマからの解放
417hz → 変化に挑戦、マイナス思考から脱却
528hz → DNA修復
639hz → 人間関係の修復、免疫力
741hz → 表現力向上、浄化
852hz → 直感力の向上
963hz → 宇宙とつながる
太字にしている396hzと528hzはこの中でも特別な周波数という扱いです
ホロヴィッツ博士は、その後いろいろなメディアにてソルフェジオ周波数の存在を主張し宣伝していきます
ホロヴィッツ博士の書籍がヒーリング界に及ぼした影響
そして、2011年には、The Book of 528: Prosperity Key of Love という書籍を出し日本語にも翻訳されています
日本で出版されたこの書籍の邦題は
「The Book of 528: Prosperity Key of Love 邦題: ジョン・レノンを殺した凶気の調律A=440Hz」
そうなんです、ホロヴィッツ博士は筋金入りのいわゆる陰謀論者であり、1999年当時は「陰謀論」という言葉はなかったと思いますが、まさに陰謀論のトップバッターみたいな人物なんです
私は、世にあるいろいろな陰謀論の中にも「事実」が存在し、またその多くの事実が目立たないようにカモフラージュされていることを知っていますが、多くの陰謀論は、その事実から飛躍してとんでもない結論を導き出してしまっているので全体としてはあまり信用していません
まぁ陰謀論については一旦は置いておいて
The Book of 528: Prosperity Key of Love この書籍の中で
・ソルフェジオ周波数はグレゴリオ聖歌で使われていた
・528Hzは愛の周波数でありDNAの修復を助ける
・440Hzは悪魔の周波数であり人々を興奮させて争いをもたらす
・音楽はA=444Hzで調律すると528hz(C)と396hz(G)が手に入るのでぜひそうすべし
などなど
こんなことが書かれている "らしい"
"らしい"と書いたのは、いろいろなblogなどの情報源から知っているだけで私はその本を読んでいないからです(手配中)
amazonに和訳の本が古書で出ていたので昨日ポチっとしました、届いたら読んでみようと思います
この本が出版されて以降、全世界のヒーリング界、スピリチュアル界の人たちが一斉にソルフェジオ周波数の効能を唱え始めて、あっという間にその界隈でのスタンダードとなりました
現在でもネットを"ソルフェジオ周波数"で検索すると沢山のblogやyoutubeやwebsiteがヒットします
そしてほぼ全てのコンテンツには、上記赤字部分のような文言が並んでいます
曰く、「528hzはDNAを修復すると"言われています"」
そうです、必ず "言われています" と書いてありますが、その根拠について書かれているものはあまりありません
誰かがそう言っているから正しいのです!! という現実社会では通用しない論法でもスピリチュアル界隈では成り立ってしまうのがコワイところです
そして、The Book of 528: Prosperity Key of Love に書かれていることは科学的根拠が薄いことも予想できます(読んでみてどうだったかは後日追記しますね)
なぜなら、ソルフェジオ周波数の科学的根拠を語るサイトでもこの書籍について触れているものが少ないからです
さて、そうはいっても、私は非科学的なことも全否定はせず、もし本当なら凄いことだよね という感覚の方が大きいタイプの人間です
そこで、自分なりに納得できるドキュメントが出てこないか少し調べてみました
ソルフェジオ周波数についての研究論文
・研究論文を3件発見しました!!
1. 順天堂大学医学部の論文(2018年)
タイトルは、
内分泌系システムと自律神経に対する528Hzの音楽の効果
https://www.528hz.co.jp/lp/doc/Health_2018090514214117_jp.pdf
これは順天堂大学医学部が作成した2018年の論文です
治験者はランダムに集められた9名で、治験者に対して528hzの音楽と440hzの音楽を聴かせてその前後の唾液の状態から528hzの音楽の効能を調査したものです
結果は「効果があった」とのこと、詳しくはリンクの論文を読んでみてください
まず最初に、"528hzの音楽"ってなんだろう? と思いました、どうやら528hzのピーっていう音ではないようです、そして少し深堀りしていくと、528hzの音楽とはA=444hzで平均律にて調律したピアノで奏でた音楽というのがわかりました
論文から少し引用すると
>>参加者はスピーカーの横に座って音楽を聴きました。「音楽は心地よいピアノ音楽」で、2 つの音楽条件の唯一の違いは周波数 (「528 Hz または 440 Hz」) でした。各参加者は別々の日に各条件に参加しました。>>
ここに書いてある「528hzまたは440hz」について少し触れたいと思います
厳密に表現すると 528hzの音楽とは「A=444hzの平均律で調律された楽器で奏でる音楽」ではないかと思います、A=444hzの平均律では528hzはド(C5)の音と同じだからです
528hzはA=440hzの純正律で調律してもドの音になり、響きの良さから考えるとA=440hzの純正律の音楽の方が癒しになると思うのですが、ホロヴィッツ博士がA=444hzの平均律を推奨しているのでA=444hzの平均律の音楽ということで間違いないと思います
さらに、この中の「ここちよいピアノ音楽」とは具体的にどんな音楽なんでしょうか、これも調べたらすぐにわかりました
ACOON HIBINO氏が作曲・演奏している音楽でした、それはこちらのサイトにそのような記述があったのでわかりました
そして実験に使った2つの曲は、「周波数が違うだけ」という記述があるので、同じ曲をA=444hzで調律したピアノとA=440で調律したピアノで演奏したものを使ったと読み取ることができます
この条件下の実験で、明確に効果があると判断できる結果が出たというのがこの論文の結論です
ここからはこの研究に関しての私の感想というか疑問点を書いていきますね
① 治験者に関する疑問
・人数が少なすぎる 9名という数字は少なすぎるような気がします
② 二つの音楽を聴く条件が同一ではないこと
論文には "それぞれの周波数の実験に別々の日に参加した" とありますが
気圧や天候やその日の様々な外部環境にかなり影響されると思います
③ そもそもピアノの音をこの実験に使用しても良いのかという疑問
・使用された音楽はピアノを録音したものですが、ピアノは調律した直後からピッチが狂っていくので528hzとして演奏された音楽でも厳密に言えば528hzジャストの響きではなかったはずです、どの程度の狂いであれば許容されるのでしょうか、要は公差です、そこらへんのことは何一つ言及されていません
・また、ピアノの音はその構造上、一つの音に対して様々なの倍音が同時に響きます、もちろん528hzであるC5の音を一音だけ出音したとしても多くの音が同時に鳴りますし、ましては普通に和音やペダルを使った曲としてであれば無数の倍音が飛び交うことになり、特定の周波数について実験するにはピアノは適した楽器ではありません
私がA=444hzで調律したピアノの打鍵時の周波数分布を計測した図がありますのでご覧ください、528hzのドを一音のみ打鍵すると0.3秒後に一番多くの周波数が鳴ります、そして徐々に収束していき一秒後には528hzが際立ちますがまだ他の周波数も鳴っています、波形の図を見ていただけたらわかるようにほぼ全域の音が鳴っていることがわかると思います、単音でこれですから和音を響かせるとさらに分厚い周波数分布となります
・528hzの周波数の音 "が" 身体に良いかどうかという治験であれば、ピーという正弦波(聴力検査で聞こえるあの音です)で528hzの音を聞かせるのが正しいやり方だと思います
ただ、この論文は "528hzの音楽" を主語としているので、ACOON HIBINO氏のピアノ曲こそが"528hzの音楽" との主張であれば一応筋は通りますが、そうであれば、「A=444hzの平均律で調律したピアノで奏でる音楽とA=440hz平均律で調律したピアノで奏でる音楽の比較」とすべきであり、528hzという文字をタイトルに持ってくることに疑問を感じます
もちろん、A=444hz平均律のド(C5)の音が528hzなので、528hzも鳴っているのは間違いありませんが、ACOON HIBINO氏のピアノ曲は和音とペダルを多用する音楽です、和音とペダルを多用するということは多くの倍音が鳴り響いている曲ということであり、ピッチのズレとかも考慮するとさきほどのA=440hzでもA=444hzでも鳴っている周波数に大差はないのではないかと思うわけです
④ 査読済かどうかの疑問
この論文は、受取:2018年8月10日 承諾:2018年9月3日 という日付になっています、私の友人の大学教授からの指摘ですが、レフェリー(査読者)付きの論文ではないのではないかとのことです、受取と承諾の間の期間が短すぎるというのがその根拠ですが、実際にどうだったのかは不明です
➄ 永魂メディカルミュージック株式会社 との関係性について
永魂メディカルミュージックという会社は創業が2016年、会社自体は2019年設立で、ACOON HIBINO氏が代表取締役で"528hz"を前面に出した事業を展開しています
以下Websiteからの抜粋
事業内容
528Hzに関する楽曲制作・商品開発・管理
528Hz処方箋に関する音サプリ制作・開発・販売
528Hzのインターネット通販
528Hz.Chに関するサブスクリプションサービス
528HzのCPI広告モデル楽曲提供サービス
528Hzの専門メディア「528Hz.jp」の運営
528Hzに関する企画・制作、並びにタイアップ
528Hzに関するアーティストのキャスティング
528Hzに関する調査・研究・分析
この論文のタイトルは、
「内分泌系システムと自律神経に対する528Hzの音楽の効果」
528hzという文字が入っていますね、そして、実験に使った楽曲が代表者であるACOON HIBINO氏の楽曲です
更に、論文が出たあとに永魂メディカルミュージックは論文執筆者と2020年に論文の使用許諾に関する契約を締結しています
時期的にもきれいに並びます
創業 2016年
論文 2018年
会社設立 2019年
契約提携 2020年
もちろん、論文の内容に問題があるわけではなく、永魂メディカルミュージックの事業についても当然何も問題ないので何一つチャチャをいれる余地はありません
おそらく、永魂メディカルミュージックさんが順天堂大学に研究を依頼して実験したところ良い結果が出たので契約締結したという流れで、それについてもまったく問題はありません
ただ、一番ひっかかるのは、前述した
"それぞれの周波数の実験に別々の日に参加した" ことです
これによって、気圧やその日の重大ニュースや治験者の体調など様々な要因が結果を左右することになってしまい研究結果の納得性が低下してしまっているのです
通常は他の要因が結果に影響を与えないようにすることが一番重要なのに、なぜ別の日にやったのでしょうか
また、研究結果にA=444hzとA=440hzとで大きな差異があったとのことですが、前述のようにピアノという楽器から発せられる周波数は低音から高音までいろいろ鳴っているので528hzの公差内の周波数も響いているかもしれませんし調律による違いはあまりないと考えることも可能です(検証は必要でしょうが)、では差異が生じたのは何故? と考えた時にこの「実施日が違う」ことにたどり着いてしまいます
なんだかんだと長くなってしまいましたが、私はこの論文で528hzの音が身体に良いということが科学的に証明されたとは残念ながら思えません
「この論文により科学的に証明された」とたくさんのサイトに書かれていますが、たった一つの論文だけで「証明された」というのはあまりにも短絡的だと思うのですよ
ただ、ソルフェジオ周波数の効能について科学的にアプローチした点はありがたいことだと思います
次に、やっと二件目の論文です、こちらはテヘラン大学の研究です
2. テヘラン大学の論文(2017年)
タイトルは、
エタノールで処理したヒト星状細胞初代培養細胞における細胞死を減少させる528 Hzの音波の効果
528Hzの音(音楽ではなくて単音)にさらされたアストロ サイト初代培養細胞に対するエタノールの影響を評価した2017年の論文です
要は、シャーシ上で培養した細胞にエタノールをかけた上で音波をさらして音波の有無で細胞の生存率が変化するかどうかの実験
やり方は
細胞培養を等距離で取り囲む 4 台のスピーカー (Adam AX8) によって生成された 528 Hz の音波に細胞を曝露する、そして4台のスピーカはそのままで無音のものと比較する
そしてこの論文では、聞かせる音は528hzの正弦波(ピーっという音)
結果は、音の大きさによって違っていて
80db(かなりうるさい) → 20%生存率上昇効果あり
100db(かなりうるさい) → 差異なし
120db(轟音) → 逆に死亡率が増加
そこそこうるさくない528hz正弦波であればエタノールで死ぬ運命の細胞も20%は生き残ったという結果で、なんとなく528hzはDNAを修復するということにつながるような感じです
ただ、比較対象が無音だけというのが残念です、ここは絶対440hzだろうよ!!!
スピーカの磁場の影響を考えてのことのようですが、440hzや他のソルフェジオ周波数も試して欲しかったし、なんならまったく関係のない周波数でも試して欲しかった
このやり方だと、528hzが効果があったのではなくてどんな周波数でも音波にさらせば生存率が上がるということかもしれないですしね、528hzが効果があるというふうには収れんできていないと思うのですよ、可能性はもちろんありますけどね
どの研究も中途半端だなぁという印象です
もうこうなると、この実験も実は528hzだけでなくいろいろな周波数でもやってみたけど全ての周波数で効果が出てしまったので仕方なく528hzだけのデータを使ったのか? みたいに邪推してしまうんですよね、まぁそんなことは無いとは思うのですが。。。。
次は3件目です、研究機関がどこであるのかはよくわかりませんでした
3. T. Babayi Daylari博士の論文
タイトルは、
ラットの脳におけるテストステロンの生成と行動変化の分析における 528 Hz 音波のさまざまな強度の影響
https://link.springer.com/article/10.1007/s13258-018-0753-6
これはラットを使った実験の2018年の論文です
結論は
528 Hz の周波数(単音)は、脳組織内の反応性酸化種の総濃度も低下させます。この音波に長時間さらされると、ラットの不安に関連した行動が減少することが示されました
(周波数 528 Hz、強度 100 dB)
この論文は概要しか読めなかったのでわかるのはここまでですが、528hzのピー音を長時間聞くと不安感が和らぐらしいです
3件の論文についてのまとめ
研究論文のまとめとしては、全文が読めた2件については、実施条件などに疑問が残りましたが、なんとなくですが海外では528hzの周波数としての効能について確かめたいようです、対して日本の論文は、「528hzの音楽」というふわふわしたものが研究対象であり、その曲自体が日本の企業が持っている作品だったりと心情的にあまり信用できない構造になっていました(研究結果にいちゃもんをつけているわけではありません)
感想としては、きちんとした研究が少なすぎるということですね
ぼんやりとしたものが科学になっていくためには、たくさんの論文が書かれて賛否両論の結果が飛び交い、それについて論争が巻き起こって、それに対する論文がまた出て。。という感じで科学として収れんしていくのですが、とにかく数が少なすぎて、現状ではエビデンスは無いに等しい状態です
ソルフェジオ周波数に対する違和感
世界的に見ても論文が殆ど無い状態でとても科学的とは言えないソルフェジォ周波数ですが、それ以外に「え?」と思うようなことがいくつかありますので書いていきたいと思います
ソルフェジオ周波数がグレゴリア聖歌で使われていた!?
グレゴリオ聖歌は6-7世紀の音楽だったと思います、そして音が波であると人類が気づいたのはそこから1000年も先になります、さて、6-7世紀の人が528hzを使っていたというのはどうやってわかったのでしょうか、まず無理だと思うのですが、可能性があるとしたら当時使っていた音叉が発見されて計測したら528hzだった とか当時使っていた楽器を調律するとそうなったとかですね、誰かご存じの方がいらっしゃたら是非コメントをお願いいたします!! お待ちしています!! 古楽器の線はアリかも
あと、ソルフェジオ周波数が身体に良いという説明のあとにグレゴリオ聖歌にソルフェジオ周波数が使われていると書き、youtubeのグレゴリオ聖歌にリンクが張ってあったりするのですが、リンク先の音楽はソルフェジオ周波数とはなんの関係のないものだったりします、そういういい加減なサイトが多いのもダメなところですね
ソルフェジオ周波数の呼び方
ソルフェジオ周波数って「音階の周波数」ってことなので、平均律で言えばこうなります とかいろいろと当てはまるのに何故か特定の周波数にだけこの言葉を使っています、それは、まず特定の周波数の一群があって、それを識別する必要があってSolfeggio frequencyと命名しただけだと思うのですがもう少しマシな名前はなかったのでしょうか、音楽をやる人にとってはソルフェージュって音階に関するいろんな作業・練習というイメージしかないのです、なんとなく「後ろから追突された」的なそうじゃない感を感じてしまいます
どうも派閥があるっぽい
ソルフェジオ周波数を信じる人の中にもいろんな濃さがあって
・ソルフェジオ原理派 : それぞれの周波数の単音(ピー音)の効能に特化
・ソルフェジオ急進派: それぞれの周波数を並べた音階こそが命
・ソルフェジオ穏健派: A=444hzの平均律でオッケー派
原理派と穏健派とはまったく言ってることが違うわけで、ヒーリングミュージック 界隈では穏健派が多いと思われますが、中には、A=440hzの純正律音階の音楽を正とする人たちも散見されます
そういう異なる見解を持った人たちが共通して使う言葉がソルフェジオ周波数なので知らない人からするとかなり混乱してしまいます
そして、それぞれの宗派の主張の一部分を切り抜いてくっつけて謎の記事を書いている人もいて混乱に拍車をかけることになっています
さらに、他の宗派に対する攻撃は一切しないというのもこの界隈の特徴です、それはやはりソルフェジオ周波数という共通するものをよりどころにしているからなのでしょうか
そんなこんな「軽さ」がどうしても好きになれない理由の一つですね
ありがとう という言葉は528hz!?という説
これはもうあり得ないでしょう、ひとそれぞれの声帯は千差万別で発する声の周波数は変わりますし、まず人の声は、"ピー"という正弦波のように一つの周波数でできているのではありません、人の声も倍音がたくさん含まれているので528hzを含んでいるかもしれませんが、そうであれば他の言葉にもあてはまりますよね
関連して、「ありがとう」と言われ続けた水が氷ると結晶が綺麗! みたいなことを主張するサイトもありますが、それに対して科学的に反証したサイトがどこかにありました(リンクを張るために今探しましたが見つかりませんでした)
ただし、ありがとう!! と本気で思って発した言葉自体には大きなパワーがあると思うので周波数とは別の次元で解明してほしいものです
関連して、ソルフェジオ周波数を当てた水の水紋が綺麗な模様で440hzだと醜い模様となるという言説もなかなか興味深いものです、これも「ありがとう」と一緒のような気がしますが、完全防水のスピーカを買って実験してみたい衝動にかられています
ソルフェジオ周波数に関しての私の考え
はい、いろいろと文句を言ってきましたが、ここまで調べてしまうのも音や音楽に対して「希望の光やロマン」があるからでして、なんとか自分なりに納得のできる考察がしたいというのが私の今の考えです
現在あるドキュメントだけでは納得いかないし、ソルフェジオ周波数とは関係のないところへの着地でも良いので、本当のところは何なのだというのをしばらくは探り続けたいなと思っています
A=444hzでピアノを調律しました
A=444hz調律はどうだったか
はい、ここまできてようやくタイトルにあるA=444hzで調律しましたにつながるわけです
何もわからない時は、とりあえず何かやってみるということで、自分のピアノをA=444hzで調律しました
調律してくれた調律師さんも、彼の顧客の中に数人ですが444Hzや432hzで調律する方がいらっしゃるとのことでした
A=444hzで平均律で調律すると、G4の音が395.559hz、C5の音が528.008hzになりニアリーイコールとなり、これでACOON HIBINO氏のピアノと同じ音が出せるというわけです
しかし、396とか528とかドンピシャではないところがなんかゾワゾワしますね、ただ、前にも言ったようにピアノは調律した直後から狂い始めるのでこのくらいの誤差は問題がないと思って続けてみようと思います
しばらくこの調律のピアノを弾いて396hzと528hzを存分に浴びてみたいと思います
ただ心配なのは、ピッチの狂いですね、ACOON HIBINO氏はyoutube Liveで定期的に444hz調律のピアノの生演奏をされているのですが、そのピアノは毎回調律しているのか、違うのであればどれくらいのズレの許容範囲があるのかについて教えを請いたいなと思っています
11月29日に調律をして3日目ですが、確かにソ(396hz)とド(528hz)の単音をぽーーーんと弾いてみるととても綺麗な音で癒されます、ただ、私はピアノが大好きで昔からたまに単音を弾いて聞き入って楽しんでいたくちなので、以前の音とどれほど違うかというのはわかりません、とりあえず本当にDNAを修復してくれたらうれしいなぁと思いながら日々楽しんで弾いています
A=444hzの調律で困ること
A=444hzで調律すると困ることがありますのでご紹介しておきますね
はい、なんといっても、440hzや442hzで調律した楽器と合わせると気色悪いということです、2-4hzずれているのでお互いが共振してぼわーーんとした変な音になります、ただ、少しホンキートンク(調子っぱずれ)のピアノだと思えば別に耐えがたい違和感ではありません、ただ440hzとか442hでのレコーディングには絶対に使えませんね、私はもしかしたら全部の楽器を444hzで調律してレコーディングに使ってしまうかもしれませんがw
あとは、いままで442hzで調律していたので、444hzまで上げてしまうと最初のうちは狂うスピードが速いらしいということ、要は1月ぐらいにもう一度調律することになるかもしれません
とりあえず現時点では、私も528hz音楽を奏でることができるのですが、こっそりと楽しんでいきたいと思っています
ということで、とても長い投稿となりましたが(over1万文字)最後まで読んでいただきましてありがとうございました
ここ一週間ぐらいで調べたという入門者が書いたものですので間違ったことを書いてしまっているかもしれません、ご意見や間違いのご指摘がございましたら是非コメントを頂けたら嬉しいです
また新しい情報がありましたら記事にしたいと思います
では!!